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VPNの選び方|見るべきは5つだけ。安さより先に確認すること

VPNは各社が「業界最速」「最高水準の暗号化」と書いていて、比較しようとすると手が止まります。ただ、実際に使い勝手を左右するのは、そこではありません。見るべき点は多くても5つです。

1. ログを残さない方針かどうか

いちばん重要なのがここです。VPNは通信を全部そのサービス経由に通すので、事業者はその気になれば接続先を記録できます。守るために入れたのに、記録される先が増えただけ、では意味がありません。

確認したいのは、接続先やIPアドレスを保持しないと明記しているか、そしてその方針が第三者の監査を受けているかです。「プライバシーを重視します」といった曖昧な表現しか無い場合は、何を残していないのかが分かりません。

ポイント:無料VPNの多くは、この部分で収益を作っています。通信記録の提供が事業モデルになっているなら、無料である理由も筋が通ってしまう。有料を選ぶ最大の理由はここです。

2. 同時に何台つなげるか

意外と後で効いてくるのが接続台数です。スマホ、パソコン、タブレット、家族の端末と数えると、3台では足りなくなることが多い。

台数無制限をうたうサービスなら、家族分をまとめて1契約で済ませられます。1人あたりの負担で考えると、台数制限のある安いプランより結果的に安くなることがあります。

3. サーバーがどこにあるか

接続先のサーバーが物理的に遠いほど、速度は落ちます。国内で使うことが中心なら、日本国内にサーバーがあるかを確認してください。

海外の動画配信サービスを日本から見たい、といった用途を考えている場合は、その国にサーバーがあるかどうかが直接効いてきます。ただし配信側の利用規約で地域外からの視聴を禁じている場合があるので、そこは各サービスの規約を確認してから判断してください。

4. 契約期間と、更新後の値段

VPNの料金表示でいちばん注意が必要なのがここです。「月額◯◯円」と大きく書かれている金額は、2年契約などの長期プランを一括で払った場合の割った額であることがほとんどです。

見る場所確認すること
表示価格の前提何年契約を一括払いした場合の月割か
更新時の価格初回の割引期間が終わった後の金額。ここが跳ね上がる場合がある
解約の方法自動更新を止める手順が用意されているか

初回だけ安く、更新から通常価格に戻る形が一般的です。契約する前に、更新後にいくらになるかを必ず見ておいてください。

5. 返金保証があるか

VPNは実際につないでみないと速度が分かりません。同じサービスでも、住んでいる地域や回線によって体感が変わります。

だから返金保証の有無が効きます。30日程度の返金期間があるサービスなら、実際に自分の環境で試して、遅ければ返金を申請できる。カタログの数字を比べるより、この方が確実です。

安さだけで選ぶと起きること

最安のサービスを選んで、後から困りがちなのは次のような点です。接続できるサーバーが少なく混雑して遅い。日本語のサポートが無く、トラブルのたびに英語でやり取りすることになる。アプリの出来が悪く、接続が頻繁に切れる。

VPNは一度入れたら基本的に使い続けるものなので、月に数百円の差より、使い続けられるかどうかのほうが効いてきます。返金保証を使って1つ試してみて、合わなければ次に移る。それがいちばん早いと思います。

よくある質問

VPNは結局どれを選べばいいですか?
通信記録を保持しない方針を明示していること、同時接続台数が自分の端末数に足りること、返金保証があること。この3つを満たすものから、実際に試して速度を確かめるのが確実です。カタログ上の速度表示は環境によって変わるため、参考程度に考えてください。
月額が安いVPNは避けたほうがいいですか?
安いこと自体が問題ではありません。確認すべきは、その価格が何年契約の一括払いを月割にしたものか、そして初回割引が終わった後の更新価格がいくらかです。ここを見ずに契約すると、更新時に想定外の金額になることがあります。
スマホだけで使う場合も必要ですか?
自宅のWi-Fiや自分のモバイル通信だけで完結しているなら、必須とは言えません。外出先のフリーWi-Fiを日常的に使う場合や、そこで金融・仕事の情報を扱う場合に効いてきます。

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