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フリーWi-Fiは何が危ないのか|格安SIMのデータ節約で使う前に知っておくこと

格安SIMに乗り換えると、多くの人がデータ容量を意識するようになります。3GBや5GBのプランだと、動画を少し見ただけで残量が心細くなる。それでカフェや駅、コンビニのフリーWi-Fiにつなぐ機会が増えます。

ここで注意したいのが、フリーWi-Fiの安全性です。「危ない」とはよく言われますが、具体的に何がどう危ないのかまで説明されることは少ない。実際に起きうることを整理しておきます。

公衆Wi-Fiで実際に起きること

起きること中身
通信の盗み見暗号化されていないアクセスポイントでは、同じネットワーク内の第三者が通信内容を見られる場合がある
偽アクセスポイント店名によく似た名前のWi-Fiを立てて接続を待つ手口。つないだ側からは本物と見分けがつきにくい
接続先の誘導本来とは違うサイトへ誘導され、IDやパスワードを入力させられる

ただし、誤解されがちな点もあります。今のWebサイトはほとんどがHTTPS(アドレスが https:// で始まる暗号化通信)なので、フリーWi-Fiにつないだだけで中身が丸見えになる、という単純な話ではありません。

ポイント:危ないのは「暗号化されていない通信」と「そもそも接続先が偽物だった場合」です。HTTPSのサイトを見ているだけなら、リスクはかなり下がります。

VPNで防げること・防げないこと

VPNは、自分の端末と接続先の間に暗号化されたトンネルを作る仕組みです。同じWi-Fiにつないでいる誰かから見ても、何をしているかが分からなくなります。

ただ、万能ではありません。防げるものと防げないものをはっきり分けておいたほうがいい。

内容
防げる同一ネットワーク上での通信の盗み見/接続元のIPアドレスの露出/Wi-Fi提供者による接続先の記録
防げない偽サイトに自分でパスワードを入力してしまうこと/端末に入れたウイルス/アカウントの使い回しによる被害

つまりVPNは「経路」を守るもので、「判断ミス」までは守ってくれません。ここを取り違えると、VPNを入れたから大丈夫、と油断することになります。

どういう場面で使うか

常時つけっぱなしにする必要はない、というのが実際のところです。使いどころを絞ったほうが、通信速度の低下も気になりません。

優先度が高いのは、フリーWi-Fiでネットバンキングやクレジットカードの明細を見るとき、宿泊先や空港のWi-Fiを使うとき、それに仕事のファイルやメールを扱うときです。逆に、自宅のWi-Fiや自分のモバイル通信でSNSを見ているだけなら、必須とまでは言えません。

注意:無料のVPNアプリには、通信記録を広告事業者に渡して収益にしているものがあります。守るために入れたはずが、渡す先が増えるだけになりかねません。VPNは「何を記録しないか」を明示している事業者を選んでください。

格安SIMユーザーにとっての位置づけ

データ容量を節約するためにフリーWi-Fiを使う頻度が高い、というのは格安SIMユーザーに特有の事情です。大容量プランの人よりも公衆Wi-Fiに触れる回数が多い分、経路を守る意味は相対的に大きくなります。

とはいえ、まず優先すべきは基本的なところです。パスワードを使い回さない。二段階認証を入れる。OSとアプリを更新しておく。この三つを先に済ませたうえで、フリーWi-Fiを日常的に使うならVPNを足す、という順番が現実的だと思います。

よくある質問

フリーWi-Fiにつなぐだけで危険ですか?
つないだだけで直ちに情報が抜かれるわけではありません。今のサイトはほとんどがHTTPSで暗号化されているためです。リスクが高いのは、暗号化されていない通信を行う場合と、店名に似せた偽のアクセスポイントに接続してしまう場合です。
無料のVPNアプリではだめですか?
無料のものには、通信記録を広告事業者などに提供して収益を得ているものがあります。安全のために入れたつもりが、情報の渡し先が増える結果になりかねません。通信記録を保持しない方針を明示している事業者を選んでください。
VPNを使うと通信速度は落ちますか?
経路が一度サーバーを経由するため、多少は落ちます。常時つけっぱなしにせず、フリーWi-Fiを使うときや、金融・仕事の情報を扱うときに絞って使うと気になりにくくなります。

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