⚠️よくある誤り

二重敬語とは?よくある間違いと正しい言い方

丁寧にしようとするあまり、敬語を重ねすぎてしまうのが「二重敬語」です。本人は丁寧なつもりでも、文法的には誤りとされます。代表的なパターンを知っておけば避けられます。

ポイント:二重敬語とは、ひとつの言葉に同じ種類の敬語を二重に使うこと。たとえば「おっしゃる」(尊敬語)に「られる」を足した「おっしゃられる」は二重敬語です。

よくある二重敬語

誤り(二重敬語)正しい言い方
おっしゃられるおっしゃる
ご覧になられるご覧になる
お見えになられるお見えになる
拝見させていただく拝見する
お召し上がりになられる召し上がる

慣用的に許容される例

すべての重ね使いが誤りというわけではありません。「お伺いします」「お伺いいたします」などは、長年使われ慣用的に定着しているため、許容されることが多い表現です。

避けるコツ

  • 敬語は一語に一回
  • 尊敬語+「られる」を重ねない
  • 謙譲語+「させていただく」を重ねない

やりがちな失敗

  • 丁寧にしようと重ねる
  • 「させていただく」の乱用
  • 不安で敬語を盛る

「させていただく」は、相手の許可を得て自分が恩恵を受ける場合に使うのが本来の用法です。何にでも付けると過剰敬語になりがちです。

二重敬語かどうかの見分け方

迷ったら、次の順に3秒で確かめます。

  1. その動詞は、すでに敬語の形になっているか(例「おっしゃる」=尊敬語)。
  2. なっているなら、そこに「られる」「お〜になる」を足していないか。
  3. 足していれば二重敬語。敬語の形をひとつ外す

「言われる」(言う+られる)は敬語が一回なので問題ありません。「おっしゃられる」は「おっしゃる」で敬語が済んでいるため、「られる」が余分です。

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まとめ

二重敬語は、丁寧にしようとする善意から生まれる誤りです。「敬語は一語につき一回」を意識し、「おっしゃられる」「ご覧になられる」のような重ね使いを避けましょう。「お伺いします」など慣用的に定着した例は気にしすぎなくて大丈夫です。

よくある質問

「おっしゃられる」はなぜ間違い?
「おっしゃる」がすでに尊敬語なのに、さらに尊敬の「られる」を重ねているためです。正しくは「おっしゃる」だけで十分丁寧です。
「させていただく」は使ってはいけない?
相手の許可を得て自分が恩恵を受ける場面では正しい表現です。ただし許可が不要な場面で多用すると過剰敬語になるため、使いどころを選びましょう。
「お伺いします」も二重敬語では?
厳密には重ね使いですが、慣用的に定着しており許容されることが多い表現です。気にしすぎる必要はありません。
二重敬語は相手に失礼になりますか?
多くの場合、丁寧にしようとした結果なので強い失礼にはなりませんが、洗練されない印象を与えます。正しい敬語を使えるほうが信頼されます。